よくある質問

faq

無電解ニッケルメッキは一般にどんな形状にも均一につきますか?

無電解ニッケルメッキは、図のように下地素材の形状にならって、成長します。
よって、どこを測定しても、同じ膜厚になります。

よくある質問01

無電解ニッケルメッキ皮膜を硬化することができますか?

当社の皮膜は、メッキ直後でビッカース硬度500Hvを有しています。
さらに、熱処理を加える事により、最大で硬度を900Hvまで上げることが可能です。
しかし、硬度を変化させると皮膜の磁性が変化しますので、予めご相談ください。

熱処理をすることによって、メッキ膜厚の変化はありますか?

熱処理の結果で、メッキ膜厚が変化する事はありません。

メッキ皮膜の耐食性について教えてください。

一般的に無電解ニッケルメッキは耐食性に優れているといわれます。
しかし、5~8 μmの無電解ニッケルメッキを施した製品を塩水噴霧試験などにかけると、鋭い端部から欠陥が現れることがあります。
これは、無電解ニッケル皮膜にクラックなどの欠陥がある場合に起こる問題です。耐食性を向上させるのであれば、充分なメッキ膜厚が必要となります。メッキ膜厚については、担当者にご相談ください。

無電解ニッケルメッキを剥離する事はできますか?

当社では、他社のメッキメーカーでメッキされた製品についての剥離をしておりません。
それは、各メッキメーカーにより、その処理が異なるためです。当社でメッキ処理をおこなった製品で、剥離が可能な素材は、SUS、鉄製品に限らせていただきます。
銅・真鍮については、剥離処理ができません。また、セラミックス材料に関しては、耐薬品性の問題等がありますので、あらかじめご相談ください。

黒色のメッキ皮膜を得る事ができますか?

当社では2種類の黒色メッキが可能です。

1つ目は電気を利用した黒色ニッケルメッキと2つ目は化学反応を利用したファインブラック(黒色無電解ニッケルメッキ)です。
それぞれの黒色メッキは異なった特徴を持っています。

*黒色ニッケルメッキ
当社ではニッケル―スズ合金めっきを採用しております。
ニッケル―スズ合金めっきの皮膜組成はニッケル:30〜40%、スズ:60〜70%で優美な黒色調を呈し、落ち着いた金属光沢外観を有します。
その色調と光反射防止性·耐食性·耐変色性・耐熱性にも優れていることから使用用途が主に光学機器と装飾品で多く活用されています。
【特長】
■落ち着いた金属光沢外観を有しています。
■主に光学機器や装飾品に多く活用されています。
■光反射防止性をはじめ耐食性・耐変色性・耐熱性にも優れている。

*ファインブラック(黒色無電解ニッケルメッキ)
無電解ニッケルめっきの表面を特殊処理して、黒色の皮膜を持たせる処理です。
当社で開発した無電解ニッケルめっきを行った後、黒色化します。
原理が無電解ニッケルめっきと同じなので、均一な膜厚で寸法精度の良いめっき皮膜が得られます。
【特長】
■可視広域の拡散反射率を4〜6%の反射率を持つ黒色皮膜を得ることができます。
■表面に微細な凹凸が生じるため、凹部分で可視光が吸収され、光の反射が少なくなることでより深みのある黒色となります。
■無電解ニッケルめっきと同じ原理です。
■均一な膜厚で寸法精度のよいめっき皮膜が得られます。

どんな素材にメッキが出来ますか?

当社でメッキ可能な素材は、鉄、SUS、銅・真鍮製品、アルミニウム材料、およびセラミック・ガラス材料になります。
ただし、セラミックスはメーカーや種類によって処理が異なりますので、予めご相談ください。

硬質クロムメッキは可能ですか?

当社にも硬質クロムメッキはあります。
しかし、このラインはエンジンシリンダーの専用ラインとなっており、その他の製品についてはメッキする事が出来ません。ご了承ください。

どんな形状の製品もメッキが出来るのですか?

メッキ可能有効寸法については、「材料別メッキ可能最大寸法一覧」の表をご参考ください。
形状については、未メッキ部の発生しやすい形状があります。製造担当者へご相談ください。

最大膜厚は何 μmまで対応可能ですか?

製品のサイズによっても異なりますが、当社では最大200 μmまでの無電解ニッケルメッキ処理に実績があります。

新規素材に関してのメッキ処理は可能ですか?

お客さまにご協力をいただき、研究開発をすすめております。
当社では、大学・研究機関と共に新素材・難素材に常にチャレンジを続けております。

RoHS規制には対応していますか?

当社は早くより環境対応しており、規制に適合するメッキ皮膜をご提供しております。
また、近年では著しく変化する規制にもいち早く対応出来るよう、常に準備を行っております。

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